あまりにも情報が少なくて不安になるほどなのですが、以前から「iOS7ではAppleが標準ブラウザSafariにフィルタリング(ウェブサイトフィルタリング)を搭載する」というアナウンスがされていました。以前、このブログでも紹介しています。
iOS7の一般リリースが始まり、ようやく手元のiPhone5でもアップデートが出来たので、早速、機能の存在と設定の流れを確認してみました。
おなじみの「設定>一般>機能制限」を辿っていくと、ありました。「コンテンツの許可」セクションの中に「Webサイト」という新しい項目が。
これを選択すると、次に来るのがこちら。
ウェブサイトフィルタリングでは一般的な、「制限方式の選択」画面ですね。
- 「すべてのWebサイト」を選ぶと、フィルタリングは無効に。(初期値)
- 「アダルトコンテンツを制限」を選ぶと、いわゆる「ブラックリスト方式」(制限リスト方式)に切り替わり、アダルトコンテンツを掲載している(と思われる)ウェブサイトやページが見られなくなる(はず)。
- 「指定したWebサイトのみ」を選ぶと、いわゆる「ホワイトリスト方式」(許可リスト方式)に切り替わり、管理者(保護者)が指定したウェブサイトやページだけにアクセスできるようになるわけですね。(きっと)
もちろん、「アダルトコンテンツを制限」モードを選んでも、Apple側の判断基準と異なるサイトを、管理者(保護者)が許可したり、禁止したり個別に調整することも可能なようです。ここの作りも常識的ですね。
「指定したWebサイトのみ」を選ぶと、米国での子ども向けおススメサイトリストがずらっと並びます。このままだと日本語圏での利用にはちょっと厳しいですね。
もちろん個別に管理者(保護者)が好みのサイトを追加することも可能になってます。たとえば日本だとYahoo!きっずなんかを追加するのが代表的なんでしょうね。
実際にアダルトコンテンツへのアクセスを試してみるとどうなるでしょう。
「アダルトコンテンツを制限」モードで、標準ブラウザSafariを使ってみます。
たとえば「アダルト画像」というキーワードで検索してみると、いきなりGoogle検索ページへのアクセス自体がブロックされてしまいました。おお。
なんというか、これはこれで手堅い仕様ですね。
どうにかしようと思って「Webサイトを許可」のところをタップすると、
「機能制限」のパスコード入力を求められます。なるほど、こうやって保護されるわけですね。
こうして一連の流れを眺めてみる限り、iOS7のフィルタリング機能、どうやら基本的な作りはしっかりしているものですね。これまで悩ましかったiPod Touchにも、一応の解決策が出来たことになりそうです。
実際に色々なキーワードを入れてみて、フィルタリング自体の精度(ブロックの確実性や正確性)を試すようなことは、これからあちこちのユーザーが試すでしょうから、とりあえずはここまでの確認に留めたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿