2013年4月12日金曜日

トイザらスの子どもタブレットMEEP!、ペアレンタルコントロール機能のお手並みはいかに

国内初の「子ども向けタブレット」との触れ込みで、トイザらスからMEEP!が販売されるとの報道がありました。

日本トイザらスからお子様専用 Androidタブレット『MEEP!』、仮想通貨でアプリ購入

トイザらス、キッズ向け7型Android 4.0タブレット「MEEP!」

既に、トイザらスのオンラインストアには、商品案内ページもオープン済(4/10から予約受付開始、販売は4/26)。対象年齢は6歳〜とされています。

実売価格も14,999円とこなれており、携帯電話会社への毎月の支払いの心配もありませんので、保護者設定(ペアレンタルコントロール)機能の充実を前面に押し出したこの商品であれば、iPadなどのタブレットを、子どもたちに勝手に触られて困るんだよなぁという、日本のお父さん達の心をとらえることが出来るかもしれません。

保護者による管理、具体的には、

  • 使用履歴の詳細を遠隔から確認可能
  • 不適切な用語を含むサイトをブロック
  • MEEP!同士でチャットする相手は、事前の保護者承認が必要
  • アプリやサイト、ゲーム、YouTube視聴などの使用項目ごとに、使用時間やアクセス制限を個別に設定可能

といった機能を備えているとのこと。

また、

  • アプリやゲームは専用ストアから追加(専用の仮想通貨は保護者がチャージ)

というのも、さすが手慣れた印象を受けるところですね。

(とはいえ、Google Playからのアプリ追加も可能(MEEP!のベースはAndroidタブレット)とのことなので、ここをキチンと押さえておかないと根本的におかしなことになりかねませんが…。)

最も気になるのが、保護者設定(ペアレンタルコントロール)機能について、それぞれの項目の出荷時初期設定の内容です。

インターネット利用リスクについて予備知識の少ない保護者でも、結果的に手堅い管理が出来るように、基本は安全寄りに倒しておき、必要に応じてその都度制限緩めていくという設計思想が強く期待されるところですが、実際にはどうなっているでしょうか。

娯楽系子どもタブレットの先陣を切ったMEEP!は、今後、子どもの安全利用への配慮の面でも、後続の競合他社にとってのベンチマーク対象となるでしょうから、しばしばペアレンタルコントロールの先進国とされる米国発の商品らしい、しっかりと作り込まれた内容であることを願っています。

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