2013年4月26日金曜日

娯楽系子どもタブレットのtap me(タップミー)とMEEP!(ミープ!)、親の立場だとどっちが安心?

以前、当ブログでも取り上げたトイザらスのMEEP!が、本日発売になります。Androidタブレットを6歳〜の子どもにも安心して使わせられるように、色々な配慮が仕込まれた商品です。実機が届いたユーザーからのレポートがネット上に出てくるのがいまから楽しみですね。

さて一方、これを受けて立つ国内勢の先鋒が、このほど発表になったtap me(タップミー)。長年日本の厳しい消費者と付き合ってきたバンダイナムコのグループ会社が販売元ですから、「舶来もの」のMEEP!との違いに期待が持てそうです。

tap meは発売が7月ということもあり、各社の報道や公式ウェブサイトを見た限りの話ではありますが、気になるインターネット利用リスクへの対策については、

  • アプリ追加は専用ストア「キッズアプリマーケット」からのダウンロードのみに限定。一般にAndroid端末で利用可能な、Google Playストアからの一般アプリのダウンロードは不可能(⇔MEEP!は設定次第でGoogle Playストアの利用も可能)
  • インターネット閲覧のアクセス先は、Yahoo!きっずサイトのみに制限している様子?(⇔MEEP!は設定次第で一般サイト閲覧も可能)
  • 管理機能(パパママモード)で、個別機能のオンオフが可能(⇔MEEP!も保護者設定で制限が可能)
とされています。MEEP!よりも「安全寄り」に振ってありますね。
  • 希望小売価格は20,790円(⇔MEEP!はトイザらスのオンラインストア実売価格で14,999円)

とのことで、インタビュー記事で「海外製品をローカライズした物ですと、…どこかに使いづらさが出てきてしまう」と胸を張った開発者の自信が伝わってくる値付けですね。まあ、もしかすると実売だとあまり差はつかないのかもしれませんが。

もちろん

  • 使いすぎ防止タイマーも装備(MEEP!でも使用時間制限が可能)

ということで、長時間利用への対策も万全のようです。

ちょっとだけ気になるのが、専用ストアのアプリ品揃えの中に、メールのやり取りが可能になる「cosmosia」が含まれていること。他の機器でも利用できる同アプリの標準仕様のままだとすれば、Gmailなどを経由して全くの第三者とのやり取りも可能になりますので、そこが思わぬ抜け道にならないかな、パパママモードでの機能制限の初期値はどうなっているのかなというあたりでしょうか。

また、公式ウェブサイトで公開されている情報量はまだ不足気味ですね。ここは7月発売予定ということで、まだ時間があるせいでしょうか。実は今回も、インターネット閲覧制限の方法については、確信はもてませんでした。先行するMEEP!や各社の学習タブレットの例を見習い、インターネット利用リスクが気になる保護者向けのFAQなどを、この先もっと積極的に追加した方が良いのではないかと感じました。

今回の記事タイトルについていえば、「現時点で公開されている情報を総合する限りでは、安心感はtap meの方が大きい」というのが結論です。想定している利用者(子ども)の年齢を4〜8歳としている(⇔MEEP!は6歳〜)だけのことはありそうです。

それにしても「海外ではすでに確立された市場として、…十数種が発売されている」だそうですから、似たような商品が、国内にも続々と出てくるんでしょうね。そもそも4歳児に専用タブレットを与えるべきなのか、保護者はきちんと考えておかないといけませんね。

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