2010年12月3日金曜日

青少年インターネットWG(第四回)

本日午後は総務省で
http://www.soumu.go.jp/menu_sosiki/kenkyu/seisyounenwg04.html
↑この会議に参加。

今日は主に「特定サーバ管理者」「フィルタリング提供義務」等についての検討。
(座長代理からレジュメ説明があり、その後議論)

今日の議論の内容はともかく、結局のところフィルタリングはコストなので、現行の青少年インターネット環境整備法での17条・18条・19条の割り振りで、それぞれの機器がどういう扱いになるのかは、提供事業者にとっては大問題。

ただしスマートフォンという、2008年の同法の検討時には実質的に存在していなかったモノが、今後子どもたちの間でも一般化していくであろう情勢下では、いままでの(いわばカッコ付きの)「携帯フィルタリング」のようなスキームを前提にしていては対応がかえって難しくなるであろう。

最後はそれを現状のパソコンと同等にとらえて、(もし義務づけ的なことが必要なのであれば)現実的な範囲でそれを端末側に寄せていくのが、中間流通上では制限が難しいという、インターネットの特質からも妥当なのではないか。

青少年のフィルタリング利用を進めようという、各種啓発活動や国・自治体からの指導などの観点では、もちろんハードルは上がるけれど、いずれにせよ適切な利用は保護者の理解が前提になるという意味では、あまり変わりないのかも・・。

今日の会議の席上では、まだそこまで具体化してはいなかったが、今後は、「携帯フィルタリングの利用を軸に据えた青少年インターネット問題」という出発点が、いかに特殊なものだったのかを、しつこく確認・強調しておくことが、いずれ来るであろう政治的な決着時期においては重要になりそう。

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